ガス配管の気密試験とは:施工後に行う確認と報告書の見方

ガス配管工事が終わったら、配管からガスが漏れないことを確かめる「気密試験」を行います。発注する側としても、何を確認しているのか、報告書のどこを見ればよいのかを知っておくと安心です。
気密試験の目的
気密試験は、新しく施工した配管や、変更した配管に漏れがないことを確認するための試験です。ねじの接続部や継手のわずかなすき間も、ガス漏れの原因になります。ガスを流す前に配管全体の気密性を確かめることで、安全に使い始めることができます。
一般的な方法
気密試験は、ガス事業者の基準などに定められた方法で行います。一般的には、次のような流れで行われます。
- 試験する範囲を区切る:試験する配管の両端を閉止し、範囲を明確にします。
- 圧力をかける:空気や不活性ガスなどで、配管に所定の圧力をかけます。
- 一定時間保持する:圧力計で、所定の時間内に圧力が下がらないかを確認します。
- 結果を記録する:試験の圧力、保持時間、結果を記録し、写真を残します。
※試験の圧力・保持時間・使用する機器は、ガスの種類や配管の条件、ガス事業者の基準などによって異なります。詳しくは供給するガス事業者にご確認ください。
試験を行うタイミング
配管をすべて仕上げた後に試験をすると、もし漏れが見つかった場合に、仕上げをはがして手直しすることになります。床下や壁の中など、仕上げ後に見えなくなる配管は、内装の仕上げ前に試験を済ませておくのが理想です。内装会社と工程を共有し、試験のタイミングを確保しておきましょう。
報告書で確認したい項目
| 項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 試験の日時・場所 | いつ、どの物件のどの部分で行ったか |
| 試験の範囲 | どこからどこまでの配管を対象にしたか(図面や系統の記載) |
| 試験の条件 | 試験の圧力、保持時間、使用した圧力計 |
| 結果 | 圧力の低下がなかったか、合否の判定 |
| 写真 | 試験開始時と終了時の圧力計の表示、配管の状態 |
写真付きの報告書があると、見えなくなった配管がどのように施工・確認されたかを後から確認できます。ビルの管理会社やオーナーへの報告、将来の改装時の資料としても役立ちます。
使い始めてからの注意
気密試験に合格した配管でも、その後の改装や機器の移動、振動などで接続部がゆるむことがあります。ガスのにおいがしたときは、すぐにガスの使用をやめ、火気や電気のスイッチを使わずに換気し、ガス事業者に連絡してください。接続部の締め直しなどをご自身で行うことは避けてください。
まとめ
気密試験は、ガス配管を安全に使い始めるための大切な確認です。ガス配管LaBoでは、施工後にガス事業者の基準などにもとづいた方法で気密試験を行い、写真付きの報告書をお渡ししています。試験の範囲や結果について、わかりやすくご説明します。
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