老朽化したガス配管のリスクと更新の目安:腐食・漏れのサイン

ガス配管は、壁の中や床下、屋外の地中など、ふだん目に入りにくい場所を通っています。そのため、劣化に気づかないまま使い続けていることも少なくありません。老朽化した配管のリスクと、更新を考えるサインを整理しました。
ガス配管が劣化する主な原因
- 腐食:鋼管は、湿気や水、土の中の成分などによってさびが進みます。地中に埋設された配管や、水がかかりやすい場所の配管は特に注意が必要です。
- 接続部のゆるみ:振動や温度変化、建物の動きなどで、ねじの接続部がゆるむことがあります。
- 外からの損傷:改装工事や設備の移動の際に、配管に傷がつくことがあります。
古い建物では、さびに弱い種類の鋼管が地中に埋設されている場合があり、ガス事業者が取替えを呼びかけている例もあります。
腐食・漏れのサイン
| サイン | 考えられること |
|---|---|
| ガスのにおいがする | 配管や接続部、機器からのガス漏れ |
| 露出配管のさび・塗装のはがれ | 腐食の進行 |
| 配管の支持金具のゆるみ・外れ | 配管に負担がかかり、接続部が損傷するおそれ |
| ガスメーターの警告表示 | ガスが流れ続けているなどの異常 |
| ガス事業者の保安調査での指摘 | 漏えいや配管の不具合の可能性 |
ガスのにおいがしたときは、すぐにガスの使用をやめ、火気を使わず、換気扇などの電気のスイッチにも触れずに窓や扉を開け、ガス事業者に連絡してください。原因を探すために配管を触ったり、接続部をご自身で締め直したりすることは避けてください。
日常的に確認したい箇所
- 露出している配管にさび、変色、傷がないか
- 配管の支持金具や固定がゆるんでいないか
- ガス栓や接続具に、熱や油による劣化がないか
- 配管の上に物が置かれたり、ぶつかったりしていないか
- ガス漏れ警報器が正しく設置され、有効期限内か
ガス事業者が行う定期的な保安調査の結果も、配管の状態を知る手がかりになります。指摘を受けた事項は記録し、対応の内容を残しておきましょう。
更新を検討するタイミング
ガス配管の更新時期は、配管の種類や設置環境、使用状況によって大きく異なるため、年数だけで一律に判断するのは難しいのが実情です。一般的には、次のようなタイミングで更新を検討します。
- 腐食やさびが目に見えて進んでいる
- 保安調査などで漏えいや不具合を指摘された
- 地中の埋設配管や古い種類の配管が残っている
- 店舗の改装や設備の入替えで、配管を変更する機会がある
※更新の判断は、配管の種類・設置環境・調査結果などによって異なります。配管の状態について、供給するガス事業者にもご確認ください。
更新の進め方
更新では、現在の配管の経路と状態を調べ、腐食しにくい材料や点検しやすい経路への変更を検討します。店舗や施設では、営業や稼働への影響を抑えるため、切替えの作業を夜間や休日にまとめる方法もあります。改装工事と時期を合わせると、仕上げのやり直しを減らすことができます。
まとめ
老朽化したガス配管は、腐食や漏れのサインに早めに気づき、状態に応じて計画的に更新することがポイントです。ガス配管LaBoでは、無料の現地調査で配管の状態を確認し、更新の範囲と工程、施工後の気密試験と写真付きの報告までご提案します。
業務用ガス配管工事のご相談はガス配管LaBoへ
自社施工・自社一貫管理で、現地調査からお見積り、施工まで対応します。