都市ガスとLPガスの違い:業務用で押さえたい配管・機器のポイント

店舗や施設で使うガスには、大きく分けて都市ガスとLPガスがあります。どちらも同じように火がつきますが、供給の方法や性質、工事の扱いが異なります。業務用で押さえておきたい違いを整理しました。
供給の方法の違い
| 項目 | 都市ガス | LPガス |
|---|---|---|
| 供給の方法 | 道路の下のガス導管から建物へ供給 | 容器(ボンベ)やバルク貯槽から供給 |
| 供給できる場所 | ガス導管が通っているエリア | 容器を設置できれば、地域を問わず使える |
| 主な法令 | ガス事業法 | 液化石油ガス法 |
| 空気との重さの比較 | 一般に空気より軽い | 空気より重い |
都市ガスはエリアによって使えない場合があり、郊外の店舗や工場ではLPガスが使われていることもあります。物件を検討する段階で、どちらのガスが供給されているかを確認しておきましょう。
ガスの性質と安全対策の違い
都市ガスは一般に空気より軽く、漏れると上の方にたまりやすい性質があります。一方、LPガスは空気より重く、床面や低い場所にたまりやすい性質があります。このため、ガス漏れ警報器の設置位置なども、ガスの種類によって考え方が異なります。
※警報器の設置基準や設置位置は、ガスの種類や設置場所の条件によって異なります。供給するガス事業者にご確認ください。
機器はガスの種類に合わせる
ガス機器は、使用するガスの種類に合わせて作られています。都市ガス用の機器をLPガスで使う、またはその逆はできません。都市ガスの中にもガスの種類の区分があるため、機器の銘板やカタログで対応するガスの種類を確認します。
- 移転や居抜き出店で、前の店舗の機器を使う場合は、ガスの種類が合っているか確認する
- 中古の厨房機器を購入する場合は、対応するガスの種類を必ず確認する
- ガスの種類を切り替える場合は、機器の交換や調整が必要になる
工事の扱いの違い
都市ガスでは、ガスメーターから先の配管の工事は、一般にガス事業者の供給約款にもとづき、ガス事業者またはその指定工事店が行うこととされています。LPガスでは、液化石油ガス法にもとづき、液化石油ガス設備士の資格を持つ者が設備工事を行います。また、LPガスは容器や供給設備を管理する販売事業者との調整も必要です。
※工事の範囲や手続き、必要な資格の詳細は、供給するガス事業者または所管の行政庁にご確認ください。
ガスの種類を切り替えるとき
LPガスから都市ガスへの切替えなどを検討する場合は、ガス導管の引込みの可否、配管の口径の見直し、機器の対応、切替え日の調整など、確認する項目が多くなります。営業を止める時間をできるだけ短くするために、工程を事前に組んでおくことが大切です。
まとめ
都市ガスとLPガスは、供給の方法、ガスの性質、機器、工事の扱いが異なります。ガス配管LaBoは、ガス事業者の指定工事店として資格者が在籍しており、都市ガス・LPガスの両方の配管工事に対応しています。物件のガスの種類の確認から、配管・機器の計画までご提案します。
業務用ガス配管工事のご相談はガス配管LaBoへ
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